2011年7月10日日曜日

伝統の味?(★)

昨日の「お日様」で、県のお偉いさんに振舞うためにと、精魂傾けてそばを打つシーンが出てました。たしかに、そばは生き物と言い伝えられ、顔を見て打つとも、言われています。でも、根っから庶民の私は「お偉いさん」にひっかってしまいました。勿論、ソバ粉の十分無かった時代ですから、お偉いさんは単に打つチャンスだったに違いありません。だから、現代のそばの見方に残る・・・何と言えば良いのでしょうかしら、「将軍の召し上がった」風の言い方であらわされる、カッコいい食べ物には、どうも承服しかねると言えばよいのでしょか。
 ソバ料理は多種多様で、麺のそば、「そば」は、その一種にしか過ぎません。一番手の込んだもの。手の空いた時、あるいは来客時とか節季とかの特別な時に限られた、よそいきの食べ方です。だったら現在「そば」は、ソバ粉を、一番大切にした料理方法で使っているのだから、文句を言う筋合いは無いではないかと、お叱りを受けそうです。でもねーと言うか、だからこそと言うべきか、私は承服出来ないのです。

雑文を書き殴ることで、ますます自分の感性が鈍るような、それでいて、書き続けることで、少しでもソバの言いたいことに近づけるような。どちらとも解りません。
 とりあえず、やり続けようとしているのでしょうね。人間を支えてくれたソバへの感謝を、何かの形で残すことが出来るだろうと。
 そして、「日本」海外の人々に与えることになってしまった日々への、謝罪とでも言うのでしょうか。それが、単なる感傷では無い形で、表現できるかもしれないとも。 

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