しかし、粉料理ももちろんわからないが、カーシャと言うのが一向に実感を伴わない。ヨーロッパのソバに興味を持って以来、ずーっとカーシャが気にかかって仕方がない。
プラハとクラコフは一寸散歩の距離である。まーいいか。
空に舞う鳩の群れを見ると、おおポーランドだと感じないではいられない。
世界貿易センター前の広場
この人の集まり方も、お隣のプラハとは一味もふた味も違う
鳩の群れを眺め、鳩と遊ぶ子供たちを見て、満足し、ホテルでカーシャを味わうことにした。
実はそれがなかなか通じない。フロントまで出かけて交渉した。もちろん私のイヌ語のせいも大きいが、ホテルには色々のポーランド料理があるのに、何故単純にソバのカーシャを
注文するのか理解できないと言うわけだ。確かに、道路に並ぶ小さな食堂でも、「今日のお勧めはカーシャ」と読める看板がそこ此処に立ててあった。
「でもねー」とか何とか言ってわざわざ作ってもらったのが、この一皿である・
可能な限りシンプルなのか食べたいと言った結果だろう。
この請求書のおき方に、私は甚く感動して、満足した。
労働者の集まる食堂が、その土地らしく美味しい、最もリーゾナブルな食事を提供していると、私はまるで信仰に近い感じ方をしている。勿論とんでもなく汚かったり、不味かったりの経験も多々。それでもこの信仰は変わらない。
ただ、ジロジロ見られながら入っていくのには、かなりの体力と気力が要る。
クラコフでそれをやれなかったのは、残念至極と言う以外にはない。
次の機会を作ろう。
ところで、カーシャについて何がわかったのか?
私はまだ、ほとんどわからない。
また明日
0 件のコメント:
コメントを投稿